私の実家(栃木)は、父の代で約60年間施設園芸(蓬田よもぎた農園)を
主とした農家を営んで来ました。
父は2歳の時に父親(私の祖父)を戦争で亡くし、村一番の貧乏一家となりました。
高校進学を自ら辞退し幼い兄弟の為に農学校で学ぶことを選びました。
そこで素晴らしい先生との出逢いがあり『胡瓜』で生計を立てる選択肢を得ました。
私の幼い頃の思い出は、胡瓜を箱詰めするダンボールを机代わりに兄と宿題をした事。
今も帰省すると父母の収穫、選別、箱詰め、出荷を手伝いそれが親子の会話の
貴重な時間となりました。
残念ながら、後継者がなく今年で終了する事になりました。
とても寂しく辛い選択ではありますが、両親には、今まで頑張ってきた分
ゆっくりと過ごして欲しいと願っています。
こんな事をブログに投稿するのもどうかな?と迷いましたが、
敢えて蓬田農園をご紹介させていただきました。
皆さんにも思い出(歴史)はそれぞれある中、私の一つの思い出(歴史)を紹介させていただきました。
千葉支店 荒井
根が丈夫なカボチャを接木して半年間育つ胡瓜の写真です。


